【転職】内定を獲得するまでの交渉・進め方(給与アップに向けて)

転職活動で内定が出た後の対応についての記事です。

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内定が出た後に取る行動によって、給与面などの待遇面に大きく影響が出ることがあります

時期が良かったこともあり、ガジュマルは過去7年間で7社ほど内定をいただくことができました。 その際本記事の内容を実践することで、5社は給与などの条件交渉に応じてくれましたよ。

是非ご参考にしてください!

舞い上がる気持ちを抑える

一社内定が出ると、「もうここでいいかな…」と妥協する気持ちが出てくると思います。

それもそのはず。内定が出る前からこんな状況に陥っている方も多いのではないでしょうか。

最初の内定で転職活動を終えやすい
  • 今働いている企業への不満から、早く会社を変えたいと思っている
  • 内定を取るために何度も面接に落ちており、心が弱っている
  • なんなら情報がないにも関わらず、内定した企業がよく見えてきてしまいます 笑

    でもちょっと待ってみてください

    人生何度も転職するわけでもないでしょうし、納得して入社できるよう最後まで活動することをおすすめします。

    選ばれる立場から選ぶ立場へ

    内定が出ると、エージェント経由で内定通知とともに雇用条件の用紙が送られてきます。

    大体1週間程で署名とともに承諾の可否の返信を求められますが、素直に対応する必要はありません。

    主導権を握る

    内定が出た時点で、これからはあなたが企業を選ぶ番。立場は逆転しています。

    内定が出たからといって、すぐに対応するのはおすすめしません。

    本当にその企業のことを理解した上での意思決定でしょうか?

    選考中の他の企業との比較をしたくはないでしょうか?

    納得した上で意思決定しよう
  • 面接では聞きにくかった内容もきちんと確認
  • 選考中の他の企業としっかりと比較
  • 内定先に自分から面接を申し込む

    内定先に対しては、必ず自分から面接を申し込みましょう

    面談を自分から申し込む理由
  • 内定後は福利厚生や雇用条件など、選考中では聞きにくかった内容も確認できる立場にあるため
  • 他の企業の選考を進めるための時間を確保するため
  • また、スケジュールは出来るだけ遅い日程にしてもらいましょう。出張でも繁忙期でも、理由は何とでもなります。

    その間に、残りの企業の面接を一気に進めます。

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    残りの企業の面接日程を加速させる

    選考中の企業に対しては、早めに内定が出たことを伝えて日程を早めるよう交渉しましょう。

    新規で応募するのは時間的に難しいと思いますが、少なくとも今選考が進んでいる企業は志望度が低くても続けてもよいと思います。

    志望度が低くても高い給与条件で内定が出ることもあり、その場合、その条件をテコにして本命企業と条件交渉することができるからです。

    迷っていれば転職活動は継続するべき
  • 条件面での交渉で使える
  • 内定先の条件に満足できず、転職活動を続ける可能性がある
  • 他社のオフィスに入れるなかなかないチャンス 笑
  • 選考中の企業の進め方

    経験上、一つ内定が出たら、ある程度の情報は開示した方がうまくいくように思います。

    伝えるべき内容
  • xxx 社から内定が出た
  • 本命は御社だが、御社で働ける確証がないまま 「xxx日まで」の回答期限となっている内定先を辞退することはできない
  • 御社で是非働きたい!
  • この内容を伝えることは、選考中の企業にとって以下の情報を与えるとともに、応募者の評価に有利に働きます。

    開示することで有利に働く
  • (自分は)他社でも評価されている
  • 情報をオープンにすることで(今受けている企業の方が)志望度が高いという「熱意」を伝えられる
  • 上記を伝えるだけでも選考はより有利に進み、内定も出やすくなります。

    また、ガジュまる同じ立場なら実際の締切日よりも早い日程を伝えると思います。 企業側から採用条件で再度話し合いを持たれる可能性があり、その間に内定先の返答期限が来てしまう可能性があるためです。

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    複数の内定が出たら

    複数の内定が出たら、あとは条件交渉。

    一番効果があるのはやはり同業他社に条件のよいオファーが出ている時です。

    企業規模が大きいほど入社年次のテーブルがあるため、条件交渉ができても大幅はアップは期待できないかもしれません。 一方で、大企業は採用コストの予算も多く持っていますので、それなりに対応してくれる企業もあります。

    いずれにしても話してみないと始まりません。

    断っても問題ない

    志望は志望です。他社がよりよい条件を出したら状況が変わるのは当然です。

    企業も応募者が複数の企業受けていることを理解していますし、辞退する場合も基本的にエージェントを挟むためトラブルになることはありません。

    だからこそ、迷っている企業の選考を辞退せず、給与条件をあげる交渉材料にするのです。

    内定先との面接では事前に確認することをまとめておく

    事前に確認事項を先方にメールしておくと話がスムーズです。 本記事では箇条書きのみにしますが、詳細は別記事でまとめてみたいと思います。

    面接時に確認すべき内容
  • 「完全」週休2日制か
  • 給与制度(みなし残業など)
  • 有給制度とその消化率
  • 在宅制度とその利用率
  • 住宅補助の有無
  • 各種補助の制限
  • 退職金制度
  • 給与についての交渉可能性
  • 入社日について
  • 年金の移管
  • 副業・事業
  • オファーレターに組み込めるか
  • 増員かリプレイスか
  • リプレイスの場合、前任の退社理由
  • あえて事前にメールせずに人事に確認する時間を与え、後日連絡をもらって時間を稼ぐという高等テクニックもあります 笑

    エージェントは福利厚生関係には関与しない

    雇用契約書に載らない部分については企業が直接説明し、エージェントが間に入ることはあまりありません。

    エージェントの関与は限定的
  • 企業側もエージェントに福利厚生の詳細には教えていない
  • 応募者がエージェントの説明で誤解し入社した場合トラブルになりやすいため、エージェントも給与や福利厚生のトピックに対して間に入ることは積極的ではない
  • だからこそ、自分でしっかりと企業との交渉にのぞみましょう。

    メールには残すべき

    面談後は自分の理解を直接人事にメールして記録に残します。 言った、言わないになってしまうと覆ることはない上、クレーマーの社員扱いを受けてしまいます。

    万一入社後に異なる対応をされた時に、記録として残しておきましょう。

    終わりに

    いかがでしたか? 転職は給与を大きくあげることができる数少ない機会です。

    満足のいく転職となるといいですね!参考になればと思います。

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