【転職】就活の面接時の注意点(印象は大切)
本記事では、転職活動の中でも特に面接のステップに関してご紹介したいと思います。
ガジュまるは過去7年間で30社以上の面接を受けてきました。 多くの面接を受ける中で共通するプロセスや流れをまとめてみましたので、これから面接を受けられる方は是非参考にしてみてくださいね!
- 本命前に何回か面接を受けておく
- 意識すべきこと
- 減点方式の面接になりやすい
- 全体の流れ
- あえて手の内をオープンに
- 逆質問
- 困ったときの逆質問
- 面接が終わっても気を抜かない
- 落ちても落ち込む必要はない
- おわりに
本命前に何回か面接を受けておく
面接を受けるにあたって一番大事なこと、それは「慣れ」です。本命の企業があるならなおさらです。
自分のことは自分が一番知っているはず。それなのにうまく話せないのは単に話し慣れていないからです。
本命前に最低でも1.2回は同業他社の選考を受け、自分について、また、これまでのキャリアについて話し慣れておくこと。これだけで全然違います。
意識すべきこと
印象は大切
私見ですが、面接官は30分程度の面接では応募者の能力は見抜けません。 大半の応募者が話を盛っているのは向こうも分かっています。
※時々キレッキレの優秀な人に当たり、キツイ面接となったことはありますが(笑)、稀なケースです。
ハッタリも大事
同じ業界でもプロセスも違えばシステムも違います。 面接官も全ての内容は分かりません。自信を持って話すことが大切です。
減点方式の面接になりやすい
応募者の能力が分からないのであれば、特に選考の初期段階は「この人と一緒に働くことに関して、気になる点はないか」の、減点形式の面接になりやすいという前提で臨むべきです。
当たり前ですが、まずは話し方、雰囲気が大事。声は1トーン高くしましょう。
ただし選考が進むと他の応募者との相対比較になりますので、その点は意識して選考に臨む必要があります。
全体の流れ
事前に連絡先を必ず確認
転職エージェントから面接日程調整完了の連絡がきたら、必ずどの部署の誰に連絡を取るのか確認するようにしましょう。
時々エージェントがその点を伝え忘れることがあります。
受付
この辺りは選考には全く影響ありません。まだまだリラックス。
自分が働くことになるかもしれない、という目線で、オフィスまでの道のり、オフィス環境なども含めて意識しておくと良いです。
受付で中途採用の面接に来た旨を伝えます。 コートなどを着ていたら受付前に脱いでおきましょう。
時々受付から、誰に連絡するよう言われているか?と担当者の名前を尋ねられることがあります。 パッと答えられないと気まずいことに加え、メールの検索などバタバタして焦ります 笑
直前に名前を確認してから受付にいきましょう。
いざ対面
案内されたフロアに行くと、大抵の場合は人事が迎えにきてくれてそのまま個室に案内されます。面接官がくるまで数分待機になりますが、この時間は何度受けても緊張するものです。
繰り返しですが、短い時間での面接ですのでここからの印象は大事です。
相手が入室する時には立ち上がり、爽やかに挨拶。 名前と時間をとってくれた答えの謝意を相手に伝えましょう。
時々名刺を渡す面接官がいますので、自分の名刺入れはすぐ取り出せるようにしておきます。
自分も名刺を渡すのか迷われるかもしれませんが、名刺は受け取るだけでも良いと思います。そもそもビジネスの取引ではないですし、面接官は応募者の職務経歴書をプリントして持っているからです。
キャリアを絡めた自己紹介からスタート
通常は自己紹介とこれまでのキャリア説明を求められるところから面接がスタートします。
気をつけることはだらだら話さないこと。
頭の中で練習すると、覚えてきたことを一気に話しがちになります。きちんと相手との会話を心がけましょう。
指定がなければ、これまでのキャリアを1分くらいで簡潔に話す程度で良いと思います。面接官から詳しい説明を求められる箇所だけ、その都度説明すれば十分です。
志望理由は別で聞かれることが多いので、あえてこのタイミングで話してトピックを分散させる必要はないと思います。
転職理由
給与が低い、仕事がつまらない、上司・同僚と合わない…いろんな理由が転職理由にあるかもしれません。しかしここは面接の場。ネガティブな理由をバカ正直に伝えるのは避けましょう。
基本的なスタンスは、「前職でこんな経験をしてきており、その経験を活かして今後は○○をしたいと思い、転職活動をしている」と前向きな理由にしておきましょう。
この転職理由には、応募している企業自体の志望理由と繋げられるようにしておきます。
志望理由
なぜ当社を受けたのか?との質問も多いです。大抵の業務は他社でもできるため、意外にこの質問は困ります 笑
例えば同じメーカーでも自動車メーカーから半導体メーカーに転職する場合は、半導体業界を希望する理由について説明できるようにしておかないといけません。
エージェントに企業情報を確認しておく
その企業自体への志望理由で困った場合、特化型のエージェントの出番です。 特化型エージェントはその業界専門のエージェントで、各企業の強みや方向性、業界の位置づけなどにも精通しています。
何かしら自分の強みやキャリアと企業との関連を見つけられると思います。
見つけられたら、あとはこじつけです。笑
あえて手の内をオープンに
面接の過程で他社の選考状況を聞かれることがありますが、以下のメリットからあえてオープンにするという方法もあります。
嘘はつかない、でも…
選考過程をオープンにする際は、相手によって解釈が分かれるような表現をあえて使うのも手です。
例えば、「他にも数社受けており、うち1社については次が最終と聞いています」と言うと1社進んでいるように聞こえるかもしれません。
しかし「最終」という言葉はあいまいです。
ここをぼかすことは可能です。
これにより、他社から評価を受けていることを示すメリットに加え、選考スケジュールをコントロールすることも可能になります。
決して嘘はつかないことがポイントです。
逆質問
「何か質問はありますか?」
この手の質問に結構困る方もいるのではないでしょうか。 特にありません、では志望度も低いのかなと思われてしまいますので、必ず何個か用意するようにします。
とはいえ、以下の質問は逆にマイナスと思いますので注意しましょう。
(NGな質問その①)福利厚生にかたよった質問
福利厚生については誰もが気になる点ですが、仕事のための転職ですので、福利厚生に偏った質問ばかり問い合わせるのは危険です。
どの質問にも言えることですが、言葉の選び方には特に注意をしましょう。
「在宅勤務はできますか?」よりも、「小さい子供がいて突発的に保育園から呼び出しがかかる可能性があるため、在宅制度の有無と従業員の活用実績について教えてください。」の方が印象がよいのは明らかです。
希望給与についても同様です。「アップを希望します」ではなく、根拠を伝えましょう。
実際の具体的な金額の交渉は選考の後半から、もしくは内定後の段階になります。
(NGな質問その②)調べれば分かる質問
明らかにホームページに書いてあると思われる質問をすると、調べてきてないことがバレてしまします。
志望度が低いとみなされ逆に悪印象となりますので注意しましょう。
(NGな質問その③)面接者の立場とは異なる質問
例えばチームリードレベルの面接官に、会社の経営戦略のような質問をされても困ってしまいます。 もちろんある程度のビジョンは全社員に共有しているのでしょうが、彼らは細かく説明できる立場にありません。相手の立場にとって適切な質問を考えましょう。
困ったときの逆質問
上司となる人物を知る
面接官が入社後自分の上司になる場合、その人の仕事の進め方に対する考え方を聞いてみてはいかがでしょうか。
転職を検討する理由の上位には、常に「上司・同僚との人間関係」が入っています。上司との相性はそれだけ大事で、その確認ができる唯一の場が本人との面接です。 その時だけは自分も相手を選んでいるという気持ちでいた方がよいです。
上司もいろんなタイプがいます。逐一報告してほしいタイプや重要な部分だけでよい、など、考え方もバラバラですのでこれを機会に質問するのが良いでしょう。
企業文化について知る
人事との面談であれば、企業文化について聞くのはよいと思います。
典型的な日本企業であれば、中途が冷遇されるリスクもしばしば。
中途の割合などもこのタイミングで聞いてみましょう。
面接が終わっても気を抜かない
面接が終了すると、面接官がエレベーターまで送ってくれます。 この時間が無言だと結構苦痛で、コミュニケーションに関する印象にも影響がありそうです。相手との会話は意識した方がよいと思います。
無難に天気の話でのよいですし、面接中和やかな空気であればなんでもよいと思います。 ガジュまるは面接官が来る最初の顔合わせまでの待ち時間に、会議室からエレベーターに帰るまでのトピックを探していることが多いです 笑
落ちても落ち込む必要はない
初期の段階では絶対評価のため、早いと当日から3日以内には選考結果の連絡がきます。 他の応募者との比較の段階に入っていると2週間ほど待たされることもあります。
転職の採用・不採用は能力だけで決まるものではないため、選考を通過しなくても過度に落ち込む必要はありません。
相性もありますし、チーム構成など、そもそも企業側が中途に求めていた条件でのずれがあり得るためです。
おわりに
いかがでしたか? 今後転職は当たり前の時代。面接は緊張することも多いと思いますが、うまくいくといいですね。
参考になれば幸いです!
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