【3歳-4歳】扁桃腺・アデノイド手術の記録、親の準備と心構え(一人で入院)

子供の扁桃腺手術について、年齢も若いことから不安に思う親御さんも多いのではないでしょうか。

ガジュまるの子供は、当時4歳になる前に扁桃腺とアデノイドの除去手術を受けました。

  • どのような経緯で手術を決めたの?
  • どのような流れで行われたの?
  • 気を付けることはあるの?
  • 手術を検討する親御さんの不安が少しでも解消されたらと思います!

    ※あくまでもガジュまる子が手術を受けた病院の流れです。

     

    本稿では全体の流れとその時に感じたことを箇条書きにしました。詳細は各トピックに分けて別記事で書いてみようと思います

    入院に向けて親が知っておくべきポイント

    振り返ってみると、以下の点は事前に知っておくとよいと思います。

    入院に向けて知っておくとよかったこと
  • 手術を受けることについてきちんと説明すること
  • 大部屋でよかったこと
  • ナースコールは親がいるうちに練習すること
  • 時間が潰れるおもちゃを用意すること
  • 事前に食事を済ませて面会すること
  • 消灯までに寝られる環境にすること(寝られないとナースステーション前へ)
  • 現在の状況

    我が家の場合は早いタイミングで手術してよかったと思います。以下の点が改善されました。

    手術によって改善された点
  • 食事の量が増えた
  • 成長曲線の下限から脱出した
  • いびきがなくなった
  • 寝相がよくなった
  • 口を閉じて寝るようになり、風邪をひかなくなった
  • 手術を受けるに至った経緯

    手術は早い段階から検討をしていましたが、年齢が小さすぎることから経過観察と言われ、なかなか動けずにいました。

    経緯
  • 生まれた直後からいびきあり
  • 扁桃腺が大きく、寝つきが悪い上に食べ物も上手く飲み込めず、体が小さかった
  • 一瞬の無呼吸も気になりだす
  • 手術できる年齢でもなく、経過観察の診断
  • 3歳半ばで改めて保育園でいびき・無呼吸を指摘され再検査
  • 手術できるぎりぎりの年齢であったが決断
  • 手術までの流れ

    自宅で簡易SAS(睡眠時無呼吸)検査

    手術前に睡眠時の酸素濃度を検査します。

    機器が外れていないか時々チェックしていたので親が寝不足になりました。

    検査の流れ・コツ
  • 鼻の中と指の先に機材を取り付け、睡眠中の酸素濃度を計測
  • 一回目は寝返り・ひっぱり等でチューブが外れ失敗
  • 失敗しないコツはきちんと説明すること
  • 仮面ライダーベルトに見立てる
  • 機器は郵送で返却
  • 術前検査(手術3週間前)

    最近では生まれたときに血液型を検査しません。このタイミングで初めて子供の血液型を知りました。 手術までの3週間、体調管理ができるかが心配でした。

    事前説明
  • 簡易SASの結果を聞きに病院へ
  • 採血とレントゲン検査
  • 医師の説明
  • 手術まで風邪をひかないこと。家族の風邪や発熱もダメ
  • 入院当日(手術前日)の流れ

    1週間前からきちんと説明したつもりでしたが、本人はお泊りすることくらいにしか考えていませんでした。 普段と違うからかご機嫌でした。

    手術前日の流れ
  • 麻酔のリスク(暴れる可能性)についての術前説明
  • 麻酔のにおいの決定
  • 病棟へ移動、自由時間
  • 眠るのを確認して帰宅
  • 持ち物

    一般的な持ち物については病院から指示があるので心配はいりません。

    別記事で持ち込んでよかった本やおもちゃを紹介したいと思います!

    持ち物!
  • おもちゃの数は制限あり
  • 前開きのパジャマ
  • バスタオル(手術中に首の下に設置するもの。自前だった)
  • テープタイプのオムツ
  • 退院時の服
  • ストロー付きマグ
  • 手術当日

    手術当日の流れ
  • 朝一で病院へ
  • 手術(昼)までは自由時間。水分制限あり
  • 手術中は控室から一歩も出られず
  • 2.5時間の手術
  • 医師の手術報告とともに除去した扁桃腺とアデノイドを見る
  • 麻酔から覚め、パニック(事前説明通りのリスク)中のタオルで抑制された息子と対面
  • 術後の経過(病院編)

    <1日目(手術後)>

  • 水やゼリーも飲めず
  • 泣きすぎて親がいる間はずっと抱っこ。疲れて眠りにつく
  • 夜ご飯も食べれず
  • 鼻血(喉の血が鼻から出たのかもしれない)が大量に
  • 痛み止めの点滴が常に刺さった状態
  • 泣きつかれて就寝したことを確認後、帰宅
  • <2日目>

  • ぐったり。自分が寝た後に帰ったのか?という恨み節
  • 前日食べられなかったことから痛みよりも空腹が勝り、朝はおかゆを食べた模様
  • 話せない息子から手紙「パパいたいです」。心が痛む
  • 粘性の高いよだれが止まらない
  • 歯磨きもしっかりできず、雑菌で口臭も
  • <3日目>

  • 面会に来ても親が帰ることを考え泣いてばかり
  • 少しだけでもいいから家に帰らせてくれと懇願。心が痛む
  • 食事はそうめんと刻んだおかずなど。痛くて完食出来ず
  • 就寝中の親の帰宅を恐れ寝ようとしない。消灯までに寝れず
  • ナースステーション横で預かることに。廊下に響き渡る泣き声…
  • <4日目>

  • 精神的に比較的落ち着きだす
  • 術後の経過がよく、翌日の退院が決定
  • 朝昼のご飯は少し食べたが、痛みで完食はできず
  • <5日目(退院日)>

  • 病棟で荷物を整理後、外来で診察
  • 薬をもらい、次回の診察日程を予約して帰宅
  • 退院で嬉しそうな子供
  • 術後の経過(術後6日〜:自宅編)

    帰宅してからが本当に大変でした。

    痛みで夜も眠られず、親も眠れず。 痛み止めは制限いっぱいまで服用していました。

    退院後の経過(手術後5-10日)
  • 痛みで話したがらない
  • 食欲もなく、プリンなどが多かった
  • 声が高くなった
  • 夜中も痛みで寝られず。親の不眠が続く
  • 痛み止めを許容範囲のギリギリまで服用
  • 蒸しパンが少しずつ食べられるようになった
  • ガラガラうがいはご法度
  • 上記が 4日くらい続いた
  • 手術後10日程して、ようやく落ち着きだしました。

    退院後の経過(手術後10日以降)
  • 術後10日目くらいから少しずつ食べられるように
  • 術後2週間してようやく保育園へ
  • 高かった声はやや元通りになったが、それでも当初の声よりは髙いまま
  • 術後3週間して検診。問題なくこれで終了。痛み止めだけ処方
  • 終わりに

    入院中、退院後は親も寝不足となり大変でしたが、早めに手術してよかったと思います。

    入院中や簡易検査、入院期間の詳細も記事にしてみたいと思います。

    参考になれば幸いです!