【一人でお泊り】子供の入院で必要な持ち物
小さな子供が入院することになった場合、親としてはいろいろ心配されると思います。
ガジュまるの子供は、4歳前に扁桃腺・アデノイドの手術で5日間入院しました。
平日は仕事で付き添えず、仕事後にお見舞いに行き、消灯時間に帰る毎日。1日3時間ほどしか面会できませんでした。
子供が小さく初めての入院ということもあり、入院前は上記のような不安がありました。同じような親御さんへ、経験談として参考になれば幸いです!
選ぶにあたっての前提
図鑑、迷路、折り紙、お守りをオススメしたのは、以下の前提に立っています。 手術後で精神的に弱っていることから、例えば学習などを前面に出す必要はありません。まずは精神的にも身体的にも回復することが大事です。
おすすめ① DVD付き図鑑
図鑑は乗り物から動物、海の生き物、古代遺跡や人体の不思議など、多くのシリーズが複数の出版社から発売されています。
子供の興味のある分野を選べますので失敗は少ないと思いますが、持ち込むのに重たいのがデメリットです。
ガジュまるは講談社から発売されている図鑑「Move」を使いました。Moveは付録にDVDもついてきます。
入院病棟にはDVDプレーヤーがついていることは多いと思いますので、一つの購入で図鑑とDVDどちらも楽しめ、どちらもそれなりの時間を使えることになります。
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ガジュまるの子供は車や電車が好きでしたので、「乗り物」「鉄道」と、あとは新たに「宇宙」「大自然の不思議」を購入して日替わりで持って行きました。
クオリティには満足しているので、退院後も同じ「Move」シリーズを買い足して日々使っていました。
個別の詳細のレビューはまた別記事でご紹介したいと思います。
【乗り物】
大きく車や電車、飛行機、船など各章が分かれており、その乗り物が動く仕組みや歴史が丁寧に解説されています。
特に「働く車」の章は必見! 採掘現場の車のサイズは桁違いです。タイヤだけでも人のサイズ以上で、運転席に登るにはハシゴを使って一苦労。
トンネルを掘る重機はロボットのようで、見た目もかっこいいのでしょう。子供もすごーい!を連発していました。
【鉄道】
電車が好きな子向けの「鉄道」に絞ったシリーズです。 日本全国の鉄道から海外の鉄道まで紹介されています。 電車がどのようにして作られるか、またその仕組みの説明もあります。 仕組みも分かることで、ますます電車好きになると思います。
【宇宙】
太陽系を中心に、それぞれの星の特徴や様子、月が誕生した有力説「ジャイアントインパクト説」、地球の起源など、大人でも知らないことばかりです。
子供以上に楽しみながら時間を過ごすことができました。
「宇宙」に関しては解説がどうしても専門的になってしまうため、図鑑だけを読むのは小学生くらいの年齢の方が適しているかもしれません。 それでも宇宙飛行士の訓練や衛星などは図鑑でもわかりやすいですし、DVD自体は小さい子でも十分に楽しめます!
【大自然の不思議】
太陽系、気象、光、海や洞窟、アマゾン・ボルネオ、南極など、地球上の自然の不思議が詰まったシリーズです。 「宇宙」のシリーズと一部重複していますので、このシリーズで宇宙に興味を持ってから「宇宙」の図鑑の購入を検討してもよいと思います。
おすすめ② 迷路・キャラクター探しの絵本
これからご紹介する迷路・キャラクター探しの絵本は、通常サイズ版とポケット版がそれぞれ発売されています。 入院時であれば大きく見られる通常サイズ版の方が適しているかと思います。
普段から持ち歩いて使いたい場合はポケット版でもよいと思います。
迷路
迷路については、かくし絵・迷路絵本&歴史考証イラストレーターの香川元太郎さんのシリーズを購入しました。
香川元太郎さんとは?絵の特徴は?
美大を出られた香川さんは温かみのある絵が特徴です。 息子のために描いた迷路の絵に息子が夢中になったのをきっかけにこちらのシリーズの制作を開始したそうです。
子供が夢中になる要素がちりばめられており、迷路やかくし絵を盛り込んだ「迷路絵本」シリーズは、累計260万部以上の販売となっています。
迷路が基本線ですが、その中に隠れているモノやキャラクター探したり、迷路でも制限をつけてゴールを目指すなど、一つの迷路の中に複数の遊びが凝縮されています。
ストーリー性もあるので、同じページでも「次は隠れた車を探しながら」とか、「次は階段を通らない道でゴールする!」など繰り返し遊べます。
キャラクター探し
絵本の中で探すシリーズは、「どこどこジャングル」を購入しました。
特徴
パッと開いて感じることは、鮮やかでカラフルな色を使ったかわいい動物たちの絵。
鮮やかでかわいい動物がページいっぱいにいるのですが、ところどころに「たいこをたたいているのはだれ?」「おいしそうなばななを持っているのはだれかな?」と吹き出しがあり、その動物を探して遊びます。
どのページからでも始められますし、探すのに時間も使いますので入院時にはとても役に立ちました。
おすすめ③ 折り紙・シール
一緒に作って時間を過ごしたり、「明日来た時にイヌさんを作ってください!」とお願いすることで、一人の時も作った形跡が見られました。
おすすめ④ 共同制作したお守り
時間が潰れるという話ではありませんが、事前に一緒に作ったペンダントのような写真付きのお守りを渡しました。
1人になった後が精神的に辛いと思い、入院前に家族で撮った写真を貼り付けて飾り付けをしたものです。 ほぼ100均でそろえたグッズなのでトータル500円もかかっていないと思います。
退院までずっと首にかけていましたので、家族の写真は精神的に落ち着くのだと思います。
その他
その他準備してとよかったものを簡単に紹介します。
ストロー付きマグ
手術直後は点滴などでつながれており、また体力もないためあまり動けません。 寝たまま水やお茶を飲むのにストロー付きの密閉タイプのマグはあると便利でした。
エコバック
着替えの持ち帰りなどで荷物が増えるため、エコバックはあると便利です。
終わりに
いかがでしたでしょうか。 入院前は親も心配でしたが、退院後は「一人でお泊りできた」ということが自信につながり、たくましくなった気がします。
まずは子供の健康を第一に、少しでも不安を和らげることができるよう願っています!